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秋葉さんとぴったんくん


事務所から買い物への道中。古地図を見て気になりつつ、サッと行けそうな道を歩いて来ました。


荒れた杉林を通る箇所は2019年の台風被害そのままの様子でアスレチック。しばらく誰も歩いていないようですが、どうやって進むのか悩むほどの道を歩いてきた身にとっては屁でもない。


人が入らないせいか山中は動物王国でした。南方でもないこの辺りの山林内でニホンジカの群れを初めて見た気がする。ピューッ!と綺麗な声で鳴く。上はお馴染み鹿のフン。下は体をゴシゴシするところ。


地形図をみるとぽこっと盛り上がった特徴的なピークがあり、道を外れて登ってみる。


山頂も荒れ放題。だけど石造物があり。台座なのか倒れているのか、重くて起こせず詳細不明。周りにはびっしりとエビネが群生。


おお?!でも何かある。落ち葉をどけてみると三尺坊とある文字塔でした。大正時代の比較的新しいもの。出羽三山や御嶽三山ではなく秋葉さん関連のものって市原市で初めて見たかも。千葉の最高峰が愛宕山であるように、千葉南部で愛宕権現のものは多い。秋葉権現も同じく修験道。山岳信仰における天狗さん。ここも昔は何か山名があったのかもしれません。

間滝下降 / たけだやさんの活動データ | YAMAP / ヤマップ


ちなみに関東三大修験道といえば茨城の筑波山、群馬の榛名山、そして千葉の鹿野山!


修験道に溢れる千葉はこれからいよいよ山シーズン到来(ヒルがおねんねするので)。低山とはいえ超複雑な地形を舐めてはいけない。地形図を見るだけで目眩がするぐらい危険がいっぱい。電波も入らないところなので、読図の勉強のためにガチの登山者は今でも千葉の深いところへ修行に来ます。


傍に生えていたサンショウには赤く熟した実がたわわ。体が擦れるたびに良い匂いがする。山のスパイスの王道。


荒れていながらも良い山道。地図には載っていませんが、一応道の両脇に市の境界杭が打たれた赤道(あかみち)となっています。道路になりきれなかったかつての里道。


この先、どこへ繋がるかなんとなくわかったところでUターン。


山中から見える明るい草原はゴミまじりの残土で谷が埋まっている状況。何度も土砂崩れを起こしていて心配になるところ。165万㎥もの残土はほぼ東京や神奈川県から持ち込まれたものというのが首都圏のゴミ捨て場たる千葉県らしい風景。


帰りは尾根通しで行ってみました。板根の発達したスダジイも林立して房総丘陵を感じる森。鹿の食害圧は確かに高め、あんまり美味そうじゃないミズヒキもこんな感じです。


山間の沼地。遠目からなかなか面白い環境に見えたので今度時間がある時に突入してみたい。


マッ缶はあらず残念〜。


買い物(砂利とか)を済ませ、荷物も積み込んで作業完了。


いただいた苗から育て始めて5年でやっと結実したノハナショウブ。自家受粉っぽいけど芽が出るでしょうか。


夕方からゴヰチカへ。撮影に来たぴったんくんのローバーミニ激写。


制作のお手伝いをさせてもらったカセットテープ開封の儀とステッカー封入作業。50本制作しました。


などなどの模様を颯爽と撮影していくぴったんくん。どんな動画になるか楽しみです。ゴヰチカとしては明日ちゃんと宣伝アップ予定。俺らのカセットステアデイはここから始まる(本ちゃんは終わってしまったが笑)。よかったら買ってください。


ポストに入っていたちいき新聞。おお!イドクボンガ!タイムリー。