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井ドクボンガとゴヰチカ


先日、ゴヰチカへ買い物にきてくれた様子をぴったんくんがYouTubeにアップしてくれていました。BILLOWの撮影もこの時になんとなく決まったお話。mini_lifeのサントラカセット作成も進め中。乞うご期待。ちなみにぴったんくんのパートナーはかの松本佳奈さんです。植木屋仕事もお願いして素敵に撮ってもらおうかな・・。

Hideto Kitamura Films
https://lit.link/hidetokitamurafilms


さて、本日は市原市のど真ん中にある築300年のハイパー古民家イドクボンガへやってきました。私ほとんど活動に参加できていないんですけど、作業してくれるならオールOK的なお言葉に甘えてウロウロしています。幽霊メムバーです。ちなみに井戸窪は屋号。んがはんが。で、イドクボンガです。

イドクボンガ/上総アートミッション
https://www.instagram.com/idokubonga


私は玄関前、土間への入り口の床部分を作業予定。扉なんかを白井さんたちが作りかえの真っ最中。今日は作業できなかったけど、打ち合わせがてら色々とお話できました。版築の観月台もいつか作るんです。ちなみに版築とはこういうやつです。現在は事務所にて苔むしつつ鎮座中。独立したばかりの暇な時にセメント使って作ったモドキ。すげー、この日記書いた時に作ったうまは今も使っているよ・・。やはり栗は頑丈ですね。


岡部さんらは竹の細工なんかもやられていてときめく。私、植木屋なんですけど、この竹を割く作業がとっても苦手です。小刀とナタの扱いがいつまで経っても上手くならずじまい。門松とかでっかいものぐらいはできるんですけど。。門松を作る時はセンという絶滅危惧種な大工道具を使います。どこかの年末日記で書いたような気がします。


床下。分散させた点かつ固定はしない構造。材はなんだろう。今はトタンに追われてしまっている屋根のカヤをいつか葺き替えるのが大いなる目標。できる人に来てもらって教えて広めてもらいたい。ヨーロッパの特に北欧の自然公園なんかの建物がどんどん茅葺になって、最近は住宅も茅葺が増えているのを見ると、日本もいつかはそういう社会になるんじゃないかなと思います。SDGsとかいう言葉がめちゃくちゃ苦手なんですけど、目標にするならそういう方向一点突破だと思います。


敷地の花散歩。ヤマホトトギス、ガンクビソウ、ヒヨドリバナやヌスビトハギ、ハエドクソウなんかの花がよく目につきました。


キノコ祭りと果実を膨らませたマヤラン。摩耶蘭は秋にも咲くのでもう一花見られるかもしれませんね。


道づたいにある金毘羅さんと険しい参道。階段は最後斜度80°ぐらいになります。この辺りは今年の年末年始に記録を取るために歩いたので参考にどうぞ。


後述の宿谷津なんかも通過しつつ、標高差1400mの山道30km近くを10時間ぐらいかけて歩き、途中何回もルート判断ミスっているアホなルートですが、見どころはいっぱいです。他にもあたりは笠森の古道が雰囲気がよく、何度か記録してみました。また時間ができたらルート決めて行きたい。


イドクボンガの本格活動スタートが楽しみです。秋には陶芸の個展を開催予定だそうですよ。アナウンスを待ちましょう。


そのまんま内田地区、宿の谷津へ。独立する前から何かとお世話になっている米沢の森を考える会の代表鶴岡さんと諸々お話。今日は稲刈り。例年だと田植えから手刈りまでの体験がありますが、昨今の社会情勢でおおっぴらな開催ができず。


何度か日記にも書いていたり上のヤマップにもありますが、正面の山にはエバタケ古道が風化しつつも残り、山のてっぺん(大日山)には古い大日如来文字塔などが佇んでいます。


微妙〜に花と出会えないミヤマウズラと獣避けフェンスに絡み付いていたコバノカモメヅルの花。チャーミング。


さて、事務所に戻り荷物の積み替え。明後日からのお手入れ仕事の準備。ニホンミツバチチェックも。下の写真は力尽きかけのアオスジアゲハ。飛ぶけどフラフラ。夏の終わり。


というわけで、仕入たイドクボンガ手ぬぐいのニューカラー。淡く渋い色で女性にもおすすめですね。お店では販売開始しています。