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柴堰といっせんぼく


昨日の賑わいから一転、古い民家の庭作業の打ち合わせでお茶をいただいたりしながら朝からのんびりいつもの時間。立派なマキだな。

 

飛び地の樹木伐採についてもお話。台風の倒木被害以降、良くある伐採案件。枝葉や幹も結構な量が回収となります。枝葉は堆肥にするとして、太い幹については薪として欲しいなど、必要な方がいれば声かけてください。ほとんどが梅で一本だけ榎です。


押し込んだままの荷物の片付けと整理をしにゴヰチカへ。明日より再びこれまたのんびりと平常運転予定。明日のお店はお昼からみゆちゃんと夜は権七ひろきくんのコンボでオープン予定。改めてよろしくお願いします。


そういえば、昨日ライブを観にきてくれたカワサキケイさん。やっと会えた。嬉しい。


借りていた機材をお返しにぴったんくんの元へ。松本佳奈さんが応対してくれて、ちょうど昨日よぎった久留里の水のお話にもなったりとしばし立ち話。活動したいわけじゃないのに活動しなきゃいけないのはちょっと大変。積もりそうな話は何か一席設けたいですね。


以前、ライブをしてくれたお礼に何回か伺って進めた庭作業時に見かけたツチアケビ。今年もしっかり生えていました。真っ赤な果実がよく目立つ。


ローカルパブリック目線の肝っ玉かーちゃんである。思えば、時間の経過と生活が作品とともに並走している人ってあんまりいない気がする。音楽性が変わるとかとはちょっと違う。CDを取り扱わせてもらってもいるので是非。

 

松本佳奈 - 私の日常

https://goichika.thebase.in/items/32011677 


そのまんま帰るのもアレなので、水源地と言えばのいっせんぼくを見に行ってきました。木更津市。武田川のコスモスロードではコスモスが咲き始めて、写真を撮る方がちらほらいました。


うまくた(馬来田)の路の一部をとぼとぼ歩く。武田堰を見忘れたので後ほど。柴堰という構造がとても気になりますね。材料の土、藁、ボサ、枕木ってまさに土木工事。持論ですが、コンクリートを使う工事は土木工事ではないです。


結構な量の水がドバドバ流れる小川にはエビモが繁茂。水はとっても綺麗で冷たい。


途中通過する湿地およびハンノキ林。ここのハンノキ林は古い。ここ真里谷(まりやつ)あたりは興味深い植生が見られます。その一つにオオニガナがあり、千葉県では他に多古光湿原でのみ見られます。山地の湿地に稀に見られる野草の一つ。


明るいところを主に、湿原全体に見られた花三つ。ニホンハッカ、サクラタデ、ツルマメ。ツルマメは農作物である大豆の原種とされています。


湧水点につきました。太古の貝殻化石ごと底から湧き上がる湧水。5cmぐらいの小石もひっきりなしに動かされるぐらいの勢い。


確かに湧水は何箇所か見られ、その一つの上部には二五穴が見られました。二五穴とは

千葉特有の素掘りトンネル水路です。


というわけで、現在の武田堰に立ち寄り。新しい石材は御影石が使われていて、古いところはどうやら房州石が積まれています。近代遺産ですね。


傍には草に埋もれた石碑がいくつか。堰の謂れが書かれています。水神の祠も一基あり。あたりは古道も興味深くて、真里谷城址も含めて時間ができたら突入してみたい。ちょっと南の古道を以前に歩いた時は↓のような感じでした。


事務所に戻って明日の作業の準備をして終了。ニホンミツバチの蜂蜜が追加で3つ!蜂蜜をちょっとだけ毎日食べていれば色々と大丈夫なのでお試しあれ〜。