· 

ぶらりひょうたん池


昨日に引き続きお手入れへ。

施主様の希望で結構強めに枝を下ろすことになりましたが、コントロールしやすい範囲で抑えられたかな〜と思います。


移動して二軒目のお手入れへ。

大きいスダジイの上からHYOZO。モクレン剪定中。
古い集落に元々あったお宅だけに、タチツボスミレなんかが普通に生えている素敵なお庭。


お昼、近くの通称ひょうたん池周りを散歩。
地味ながらも一周できて楽しい道があります。
写真のように斜面からの豪快な湧水もあって興味深い。


ここでもフデリンドウが見られました、形質が??となる部分がありますが確かにフデリンドウです。


今年お初のもの中心に目に留まったもの。
ニオイタチツボスミレ、スズメノヤリ、ウラシマソウ、ゼンマイです。


だいぶ街中ですが、湧水地は丘陵地に見られる湿地のようであり、草地は草原生のものがよく見られ、身近に植物観察ができる良いところです。


池を挟んで反対側の東向き斜面は意外にもイヌシデが主体の樹林となり、植生もだいぶ違う。
落下したイヌシデの花に羽化したばかりっぽいコガネムシの仲間が齧り付いていました。
下草としてタチツボスミレがよく目立ちます。


水から遠ざけられているのが少し残念。
今年雪が降った日にこんな記録をとっているのでご参考までに↓


そんなこんなで無事にお手入れ仕事が完了しました。
ありがとうございました。


そういえば雑誌の庭NIWAが届いていて、ようやく今日目を通しました。
技術的にも概念的にも凄い庭ばかり載っています。が、なぜだか全く心動かされず、以前の雑誌の庭の内容の方がよかったなぁ〜と思う。全国津々浦々にいる庭師とは縁遠いおっさんおばさんが身近にあるもので適当に作った庭の方が禍々しさとか生々しさが感じられるし、場所ごとに全く違うものを作っていて良い感じな気がする。それよりも、最近集めている古い千葉の自然関連本の方が読んでいて楽しいし庭計画の役に立つ。


失礼して、序文掲載。習志野湿原の往時の姿の写真が載っている。昭和44年初版発行。
「自然を理解し、たいせつにしよう」以下は当たり前すぎるけど、是非一読を(クリックで拡大します)

武田屋作庭店、cassette fair、off the record、覚王山、名古屋、カセットテープ、cassette tape、ゴヰチカ


話は変わりますが、ゴヰチカは昨年に続いてオフレコさん主催のカセット祭りに参加します!
場所は名古屋の覚王山です。終盤にはHYOZOのライブもある予定なので、近郊にお住まいの方はぜひ。お待ちしています。

off the record
https://www.instagram.com/p/Cb9wUG4PsS5


まもなく入荷予定(Flexi)で、個人的にとても大切で楽しみな作品。

 

too young to die(love)について
何歳になっても、あなたの心のナイフ研ぎ続けて良し。それを用いてラヴを切り出せたなら尚良し。とのこと。

生き方についてすら影響を受けまくっているryohadano。

その辺りは以前インタビューを受けて、グダグダな感じで語った中で触れているので、もしご興味あれば・・↓
Interview-Masayuki Takeda/ゴヰチカ 後編

https://inthemiddle.jp/archives/849

何で植木屋をやってるのにゴヰチカなんかもやってるの?とよく聞かれるんですが、たいていは適当に、楽しいから〜とか答えています。
庭を作りたいから庭を作ってるんじゃない、と自分がちょくちょく言う話に近くて、楽しいからというより自分が生きていくための知恵と技術を身につけ、なおかつ子供に伝えるために必要であり、それを続けるには生き物の共生環境を死守することが必要条件になるから、というのが返すべき答えなのかもしれません、が、そこまで深く考えてません。補足すると、それ以外のことは考えていません。