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太東海浜植物群落


昨日の流れから予定変更し、午前中は事務所にて片付けと準備。
夕方からの打ち合わせも来週以降に延期、そして嫁ちゃんが急遽仕事で東京へ~。

なので、お守も兼ねて先生とわちゃわちゃしてきました。
写真は色々見つつ、蚊にボコボコに刺される先生の図。


1tフレコンに瓦チップ移したらばなんと満載。
フレコンの耐候性はショボいので早めに使いたいところ。

下の写真は日本料理でお馴染み、ミツバ(三つ葉)の花。


一宮町での打ち合わせも同行。
少し時間があったので太東海浜植物群落へ立ち寄りました。

海蝕により、大幅に面積は減ってしまった場所ですが、東金の食虫植物群落とともに、日本国内で最初に国の天然記念物指定を受けた場所の一つであります。

そもそも群落は後退して然るべきものだけど、裏手はすぐ住宅地なのが何とも。
むしろそんな所に家を建てて大丈夫なのだろうか・・。
(上記写真クリックで拡大します)


立ち入り禁止区域内ではスカシユリ(透百合)が沢山花を咲かせていました。
ただ、群落同線上でも区域外では、ほぼ観られず。
悲しいかな、盗掘の憂き目に遭っているんだろうと思います。

 

ちなみに、スカシユリは千葉県では絶滅危惧Ⅱ類にあたる要保護生物となっています。

下の写真はハマユウ(浜木綿)。
自生の北限にあたり、絶滅危惧ⅠA類にあたる最重要保護生物となっています。


サメの死骸、カニやフナムシ、なんかの動物の骨、ほか小さな生き物たちに興奮する先生の図。
しかし、奥の崖の景色は中々圧巻です。



ボタンボウフウ(牡丹防風)とアカスジカメムシ、ハマボッス(浜払子)に、崖に遠目に見える紫の花はハマナデシコ(浜撫子)でしょうか。

ちなみにこのボタンボウフウ、千葉県では見向きもされませんが、地域によっては万能薬として非常に重宝されているんだそうです。

断崖直上の植生がどう見ても素晴らいので、行けるものならば突入してみたいです。


トベラ(扉)やシャリンバイ(車輪梅)などからなる海岸最前線の低木層。
下はマサキ(柾)の花。

庭木としては、とても重宝する名脇役的な存在になります。


左手は砂浜、右手は夷隅川の河口干潟となる景色。


干潟は生き物の宝庫で、とても大切な環境であることを実感します。

草地は今の季節、キリギリスの鳴き声が沢山聴こえ、とても賑やかです。


だーれもいない砂浜。
いくつか流木を拾ってきました。

ちなみに先生が持っているのは、フジツボがたくさんついた竹の枝、お土産だそうです。

海と川をつなぐ場所で書いた富津の海も今の季節訪れたくなりました。


その後は建物先行工事の打ち合わせへ・・。
今後の展開が予想できず楽しみです。

さて、明日は多古光湿原夏の観察会ですが、今回は不参加です。
コオニユリ(小鬼百合)、クサレダマ(草連玉)などの花が観察できると思います。
興味のある方は是非訪れてみてください。


久しぶりに懐かしいの引っ張り出して聴きました。

良き2000年代のおフランスを代表するISCARIOTE、envy側を日本語で。
他、AMANDA WOODWARDとか、カッコよかったですね。


何となく日本のISTERISMO。

たぶん、当時世界で最もセンスある音を出していたバンド。
崩壊ギリギリの音作りが圧巻で、国外からの熱い支持も納得。
イタリア語でまくしたてるスタイルは今なお驚かされます。

ではまた・・。