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毛氈苔と小毛氈苔


内田の里を知ろう!というわけで、米沢の森のすぐお隣の内田地区を歩くの巻。

歴史と自然を学ぶ良い機会です。


開始の前に、谷津奥にあるモウセンゴケ(毛氈苔)自生地を息子と歩いてきました。

コモウセンゴケ(小毛氈苔)もみられます。


食虫植物好き(?)の息子はハンミョウを捕まえてご機嫌。
この後すぐ逃がしてしまい、とたんにがっくり笑。

ちなみにこのハンミョウ、近づくと歩いていく方向に少し飛んで逃げ、また近づくと少し飛んで逃げるを繰り返すので、ミチオシエ(道教え)なんていう俗名もあります。


めちゃくちゃ凹みながらも、しっかり網と虫かごを持ってついていくスタイルの先生。

長栄寺参道途中にある子安観音見学の場面。
ちなみにこの長栄寺について、舟・艘・ボートというブログで少し触れています。


桜川河畔に建つお不動様を抜けて桜川へ。


甌穴のお話時に、うちの息子の網が意外にも活躍!


アメリカザリガニやオタマジャクシと共に川エビなんかも観察できました。


この辺りから、植物について色々とお話させていただきました。

ホタルカズラ(蛍葛)観察会のようす。


初めてその存在を知った馬頭観音。

六道から民間信仰に至るまで、調べると面白いですよ。


コモウセンゴケ(小毛氈苔)の群落。
小さな花を咲かせていました。


崖下部の湿ったところではモウセンゴケ(毛氈苔)もみられました。
モウセンゴケは白い花をつけ、6月~観察できると思います。

モウセンゴケ・コモウセンゴケとも千葉県では絶滅危惧Ⅱ類にあたる要保護生物に指定されています。


他に、コケリンドウ(苔竜胆)やニガナ(苦菜)も多く混生していました。
珍しいものではヒメハギ(姫萩)の花もみられましたよ。

食虫植物はなぜ・どうしてここに生えているのか?
考えながら景色を見ると面白いです。


結構お話しがいのあった場面。

一番上はソクシンラン(束心蘭)というキンコウカ科の植物で、県内では珍しい。


最後の帰化植物と思われる植物がどうしてもわからなくて、調べたところベニバナツメクサというヨーロッパ原産の植物だそうです。


以前よりすっきりと整備された石憧の六地蔵。
ここでも六道の概念がみられます。

熱心に聞いているようで、実は沢山いるテントウムシに興奮を隠しきれていないだけの先生の図。


内田未来楽校に戻り、宿谷津でとれた美味しいお米のおにぎりをいただきました。
蕨の漬物やワイルドなイノシシ肉なども。

(ぐちゃぐちゃな写真ですみません・・でもおいしい)

次回6(振替休日・月)は内田の生き物を探す!とのことで、再び同行させていただきます。
面白い生き物と沢山出会えると思うので、ぜひお越しください~。


そして武田屋一号、ついにイドクボンガへ。


地道な作業はまだまだ続きます。


帰宅してすぐ、一心不乱に先生が作っていたものはイノシシでした。
下のは何だろう???

 

夜な夜な、石橋先生にお招きいただきご飯と語らいへ。

帰宅してそのまま寝落ちするので有りました。