明けましておめでとうございます。
本年もどうぞよろしくお願いいたします。
のっけから山で朝日を、海で夕日を見てきました。
米沢の森にある御十八夜にて。
雲が多くて、ちらっと見える御来光〜。
お餅と採れたて猪肉。
亥年という事を忘れてました。
美味しくいただきました。
すっかり静かな森の中。
写真はシロヨメナ(白嫁菜)とエビネ(海老根)の果実。
家族と合流して、姉埼神社へ。
吉か〜!
ともあれ、しっかりご祈祷していただきました。
界隈では貴重な植生を残す社叢。
季節によって、タニギキョウやオドリコソウ、ミヤマハコベなどの花々が見られます。
ほいで、そのまんま家族で南房総市への旅行へ突入。
道中寄った道の駅うまくたの里にて。
「山上に不動堂あり、左右に風神雷神の石像を置く、基形極めて奇古なり」
明治末に著された安房誌にこうある高塚山へ。
古くは妙高山と呼ばれていたらしく、いわば須弥山。
伊八の彫刻など、気になりますが山へ。
マテバシイ(馬刀葉椎)の純林となる森の中。
イヌビワ(犬枇杷)なんかも見られ、完全に南方系となる植生が見事です。
道半ばにある浅間碑。
山頂に近くなるとアカガシ(赤樫)の古木が散見されます。
また、ガンクビソウ(雁首草)の花が咲いてました。
やっとこさ山門に着きました。
写っているのは一緒に登ってきた親父。
風神雷神像。なるほどぎこちない。
江戸時代に百姓各名により作られたそうな。
石材は嶺岡山系の蛇紋岩とのこと。
逸品中の逸品となる狛犬一対。
郷土の名工後藤義光の作とのこと。
無事登頂。
こちらから見える景色は素晴らしいです。
と、ここまで書いてきて、何かに気付く方もいるかもしれません。
そう、ここは明治の神仏分離、廃仏毀釈を免れた奇跡的な地なのです。
当時の人々の無垢な信仰の面影を今に伝えています。
麓にある高塚不動大聖院。
こう見ると結構登りました。
高塚山自体はこの峰の更に奥となります。
そんなこんなで宿へ到着。
房総半島の先っちょからの夕日が美しかったです。
新年早々良いもん見られました。
ではまた〜。
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