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平潟遊廓とEDIBLE WAY


昨日に引き続き、日々木森田さんのお手伝い。
お手入れメインの作業で、写真はサルスベリ樹上にあった鳥の巣。
森田さんいわく鳩の巣だそうです。


現場仕事は予定より早く終わり、折角なので松戸駅周辺をぶらぶらしてきました。

以下、ちょっと不謹慎な場面もあるかと思います、ご容赦ください。


坂川に沿ってとある場所へ・・。

カワウやオオバンなど、意外と沢山の水鳥が観られました。


江戸川堤防へ至りました。

下の写真はここから振り返って見る平潟遊廓の大門跡です。

十数年ぶりに訪れました。


遊廓といっても、往時の名残はほとんどありません。
現在は普通の住宅やマンションが建つ閑静な住宅街となっています。

松戸 赤線 平潟遊廓


良く目立つ名残がシダレヤナギの古木です。
枝が大きく折れたようで、以前よりもこじんまりとしていました。

この一本しか残っていませんが、かつて柳並木の道だったそうです。

松戸 赤線 平潟遊廓


もう一つの名残が洒落た意匠の施されたコンクリートの街路灯。
現在4本残っていて、うち2本は現役です。

どれも無くなっているかなと思ったけど、未だに健在でした。

1980年代初めまでは和洋混在の艶やかな建物が数多く残っていたそうです。
どなたか写真など残してはいないでしょうか。

松戸 赤線 平潟遊廓 九十九


ひっそりとたたずむ水神宮。

天水桶には奉納者である九十九(つくも)楼の名があります。

九十九楼はちょうど先ほどの柳の向かい側に在ったそうな。

現在はマンションになっています。


その性格上、あまり大っぴらにするものではないですが、その独特の建築様式や文化の視点から再評価しても良いのではないかと思います。

例を挙げると、かつて岐阜の二大名物といえば長良川の鵜飼いと柳瀬の花魁道中でした。
娯楽の少なかった戦前は、良くも悪くも身近に存在していたのだと思います。


そんなこんなで坂川を戻り南へ。


EDIBLEWAY な街並みを観に来ました。

EDIBLE WAY  松戸 
EDIBLE WAY  松戸


色々と課題はあると思うけど、地域で食べられる道を作る、地域で食を共有する、という発想が凄く面白いです。

EDIBLE WAY  松戸


独自のプランターで育てたり、花壇と一体化し始めた姿も。


EDIBLEWAYとは関係ないんですけど、同じ住宅地で観た景色。
玄関前に植えこみスペースがあり、ユキヤナギが植えられていたお宅。

地先園芸というワードもありましたが、これは景観的に好きなやつです。

EDIBLE WAY  松戸


店舗の前の景色。


いつもと違う視点で見ると、街中の景色も少し変わって見え、自分の仕事でも何か取り入れたくなります。

観る庭も大事だけど、食べる(というか実用的な)庭は大切な考えになりそうです。


実家に作ったこれも地先園芸になるのかな?
何かもう一工夫したくなりますね。


いつも通り水やりしてくれる先生。

身近に少しでもこういった環境を作ると、日々の成長が楽しみになりますよ。

ではまた~。