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山に入る

武田屋作庭店 手入れ 庭


朝から結構な雨。

午後には止む予報だったので予定通りお手入れに入らせていただきました。

市原市の真ん中ちょい南ののどかなところ。

モチとツゲ越しに見える冬の田んぼ。


お昼、小雨が残る中すこし歩きました。

調整池。向こう側は高滝ダムです。


何となく雰囲気が良かったので山へ(何故)。

尾根筋に見かけた庚申塔。ふ入村中と読めます。
ちょっと入らせてもらう旨、ご挨拶。


まあ、もう誰も入らなそうな山です。


ここいらはメガソーラーの開発が激しいところ。
自分は山を崩して谷を埋めるメガソーラーに反対の立場です。


むかしむかし、山の中には木地師と呼ばれる人たちが住んでいました。
木を伐り、器を作り、都へ売りに行くという仕事をしていました。

彼らは木を沢山伐る人たちです、野蛮に見えてとても賢かった。
これ以上木を伐ると山がダメになるという所で、違う森へ移住します。
数年~数十年後、かつて住んでいた山に豊かさが戻ると、彼らもまた戻ってくるのです。

個人的に、彼らは自然を守りたいというメルヘンチックな考えを持っていたわけではなくて、山が死ねば川も死にやがて海も死ぬ、ということをよく知っていたんだと思います。

つまり人間として生き残るための知恵を持っていたということ。

現代の世の中を考えると、生きるための知恵が少しづつ失われている気がして悲しい。

そういえば、木地師については、ジブリ映画のかぐや姫の物語で取り上げられてました。
主題歌がニカさん(二階堂和美)で、良い映画だった記憶。また観てみようかな。


ゆるめな姿の青面金剛さまにお礼言って山を後にしました。


ちょっとハッ!とする出来事。

お施主さんにご挨拶してあがろうとしたら、干してあったカッパが風で飛ばされないように洗濯ばさみで留められていました。

明日もよろしくお願いいたします。


枝若松を大量入荷!ちょっと多すぎた!笑


話は全然変わるんですが、以前こちらのブログで触れたソノシートについて。
ソノシートとはこういうものです。

最後に日本で生産されたのはスターリンの電動こけし/肉の再発のアレだったのですね・・。
遠藤ミチロウ、いつか元気に復活してほしいです。


ではまた明日!!!