多古光湿原保存会の活動。先日、一部の移植作業を行なったヤエノアマナ(Amana edulis Miq. Honda f. duplexa Yashiro, Ichihara & Iwase)の自生地へ赴き、開花の様子を観察してきました。シダ植物やカヤツリグサの仲間の分類のエキスパート谷城先生を囲む我ら。
しっかり開花したヤエノアマナ。分布の広さや個体数から鑑みて、江戸時代ぐらいに落雷によって突然変異したんじゃないかと冗談めいたお話もありましたが。まんざらでもないと思いました。地球上で唯一の自生地となります。
同所的にみられ、ちょうど花が咲いていたヒキノカサ。漢字で書くと蟾の傘。環境省より絶滅危惧Ⅱ類(VU)の指定を受けています。その横をトウキョウダルマガエルが跳ねてった。
やや離れた場所で大群落を作っていたアマナも全力で開花。下の写真は原始的なシダ植物の一つであるトネハナヤスリ。他、エキサイゼリやハナムグラ、ホソバオグルマなど。県はもとより環境省から絶滅危惧の指定を受ける植物もいくつか観察してきました。残念なことに、これらの場所は公共工事によって全て消滅する運命となります。また良環境が一つ失われると思うと残念でなりません。良環境って言うニュアンスが伝わりにくいと思いますが、普段から野山に接している人ならわかると思います。緑いっぱい花いっぱいの見た目は綺麗でもそのほとんどが劣化しきった姿で苦しいですよね。生えてる植物見りゃわかる。何とかしようと血反吐垂れながら改善しようとしてる。わかる人は本当に苦しい。
その後、まもなく着工となる我孫子市の新築現場へ。家を建てる時って、その集落をみて文化を学んで、地形を見て地心を読んで、外と内の線引きをいかにぼやかすかが肝だと思うんですけど。それらが一切ない感じが苦しい。現代住宅の宿命。でもそれらを全部ひっくり返して、ええ感じの暮らしを引き寄せるのに全力を注いでみます。うおー。
なんだか愚痴みたいな日記になってしまってすみません。ハアハア言ってる。帰りながらミチノクフクジュソウの自生地に立ち寄ってきました。千葉県に唯一自生するフクジュソウの仲間です。周りの環境自体も素晴らしいのは言わずもがな。終わりかけだったけど花が咲く様子を見られて満足。

コメントをお書きください