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黄と白と紫


始めに書いておきますが、今日はほぼ花の観察の一日で、同じような写真が沢山の非常~に長ったらしいブログになると思います、悪しからず。

朝、明日と週末のCo-satenで使う木々を選び&買い付けに行ってきました。


畑で綺麗な花を咲かせていた白花のミツバツツジ(三つ葉躑躅)。
ちなみに、森(昨日ブログ参照)にも一本あり。

 


植木も選び終わり、次の予定まで時間があるので少し散歩。

写真は群生するカントウタンポポ(関東蒲公英)。
ここいらのものは若干白みががるものが多いです。


こちらは完全に白花のタンポポ。

西日本だと一般的だと思いますが、関東では非常に珍しいです。


いつも歩いているポテンシャル激高の好きな道へ突入。

正面、いきなり道のど真ん中にイチリンソウ(一輪草)の姿あり。


道いっぱいに咲き乱れるニリンソウ(二輪草)の群落。

多産地では山菜として一般的ですが、比べると千葉では見かけることが少ないかも。
でも個人的にはよく出会います。

初夏までには地上部の姿が消えて休眠する春植物(スプリング・エフェメラル)です。

市原市 野草 イチリンソウ


こちらはイチリンソウ(一輪草)、群生する割に花をつける株が少ない野草です。

千葉県では絶滅危惧Ⅱ類にあたる要保護生物としています。


後々、違う場所で花を観ることになるイカリソウ(碇草)。
山中の薄暗い所で花はまだまだといった様子です。

2009年の一般保護生物より、個体数や生息地の減少がみられることから2017年要保護生物(絶滅危惧Ⅱ類相当)に格上げ。悲しい。


こんな道ですが一応公道で、オフロードライダーが割と攻める場所のようです。

写真に写るものではニリンソウのほか、ツクバトリカブト、ツクバキンモンソウ、ホトトギス、サラシナショウマ、ツルカノコソウなどがあります。



山を離れて人里にて、ジロボウエンゴサク(次郎坊延胡索)。

 

市原市 野草 ヤマエンゴサク


こちらはネコノメソウ(猫の目草)に囲まれるヤマエンゴサク(山延胡索)。

絶滅危惧ⅠB類に当たる重要保護生物に指定されています。


ピント合ってないですけど、この場所では初めての出会いのフデリンドウ(筆竜胆)。

南部の丘陵地ではしょっちゅう出会うけど平地では貴重。
カンアオイとともにどこまで分布しているのか気になります。


舗装されたアスファルト道沿いながらも、多様な植生がみられます。

写真では、イチリンソウ、ジロボウエンゴサク、ヤブニンジン、タチツボスミレ、ツルカノコソウが写っています。




人家近くの明るいよく手入れされた里山へ。

個人的に良環境のバロメーターたるマルバスミレ(丸葉菫)。

市原市 野草 イカリソウ


毎年ながら、地主の方にご挨拶して山へ。

花を咲かせたイカリソウが観られました。


ウマノアシガタ(馬の足形・キンポウゲ)。


クマガイソウ(熊谷草)の花はもう少し先でした。

環境省より絶滅危惧Ⅱ類(VU)、県では絶滅危惧ⅠB類にあたる重要保護生物としています。


風呂の前里山保存会の代表である中山さんより声をかけられ風呂の前。


ご案内します、と乗っけていただいた車の座席にメジロの巣。
そういえばもうツバメが飛んでました。


近くには自分の好きな城址もあり、結構歩いていた赤道。


なんとヤマエンゴサクやイチリンソウが自生しているとは知らずびっくり。
他、ツルニンジン(ジイソブ)、コスミレやサイハイランなども。

クロモジを観るあたり、丘陵地性の植生が混ざる地なのだなぁと感じました。


移動して、歩いたことの無い道。


ヤマエンゴサクの群落が想像以上、ジロボウエンゴサクやイチリンソウも混生します。
また、驚いたのがミヤマハコベ(深山繁縷)も混生していたことです。
こちらも丘陵地ではよく観ますが、平地では皆無です。分布域が・・以下省略。

このまま歩いて行ったら、先ほど一人で歩いた道に合流してびっくり。
さらに、声をかける地主さんと中山さんがお友達という事実に二度びっくり!

クモキリソウを探しに近辺を歩いたことも思い出しました。
いつか市内で出会いたい野草の一つです。


お次も歩いたことの無い山へ。


山へ入らせていく旨声をかけた地主の方宅近くにはコケリンドウ(苔竜胆)が可愛らしい花をたくさん咲かせていました。
こちらも意外と出会いません、というか小さすぎて気づけない?

市原市 野草 カタクリ


市内カタクリ(片栗)の分布地の一つとなるようです。

やはり北向きの斜面地で、こちらはあまり管理されていないからか株は少なめ。
より冷涼なため、まだ沢山の花を咲かせていました。

今更ですが、カタクリは絶滅危惧ⅠB類にあたる重要保護生物に指定されています。

一重のヤマブキ(山吹)の花も観られるあたり、どこか風呂の前と共通した雰囲気があります。


最後に風呂の前へ戻ってしばし観察。


こちらはフデリンドウの大株と真っ青なホタルカズラ(蛍葛)の花。


蕾をつけたハンショウヅル(半鐘蔓)。


株と花数を数えてきて!と言われ山へ。

たぶん市原市内で一番のクマガイソウ自然群落ではないかと思います。
東から西へ、個体数の広がりは尋常ではありません。


最後の最後でしっかり開花したイチリンソウが観られました。


結構な時間にわたり、色々と案内していただきました。
新しい発見が多く、非常~に楽しかったです。

残念ながら、風呂の前に関しては保護地のため一般立ち入りが出来ません。
が、外からギリギリ観察できるかもしれませんので、ご興味のある方は訪れてみてください。


ほいで、うしくにぎわいマーケット会場へダッシュ!


完全に出遅れるも、小深山画伯の力作観られて良かったです。


会場で物凄く気になったもの。

これ段ボールで出来てます、すごくないですか?


裏を見ると作者さまのサインが。

・・・ダンボールおじさんって誰だ!笑

突然ダンボールとは関係ないか・・。

今回は時間的に完全にアウト!な訪問だったので、次回はゆっくりうかがいます。


森、オーナーの日記を読み、ガツンと来ました。

Are you PUNK yet??

ではまた!!