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石持草と耳掻き草


本日の板氷投入状況。
ロックアイスは午前中にはほぼ溶けてしまう一方、板氷を入れておけば仕事終わりまで冷え冷えです。夏には欠かせない。


昨日に引き続いてのお手入れ。

老木になって成長が落ち着いていた梅も今年はほんの少し枝が伸びていました。


お昼、車で10分ほど行ったところにある成東・東金食虫植物群落へ。
ちょくちょく来てます。


花がみられた食虫植物の仲間。
シロバナナガバノイシモチソウ、イシモチソウ、コモウセンゴケ、ミミカキグサ。
花を咲かせて昆虫を誘いつつ、捕えて栄養にしてしまうという戦略が怖い。

そういえば、以前に嫁ちゃんの実家のある浜松へ帰省した際、ヒメミミカキグサという超極小の植物と出会ったことを思い出しました。本郷草と姫耳掻き草という日記で触れてます。その前日にはナガバノイシモチソウについても。


水生のイヌタヌキモの展示もありました。
この指定地では一度姿を消して、復元したもののようです。
繊細な食虫植物。ミジンコなんかを捕えます。


他にはヤマサギソウやオオバノトンボソウという地味~な花のランの仲間も。
花を派手にして昆虫をおびき寄せるランが多い中、こういった緑っぽい花をつけるのはどういった戦略があるんだろう。


ヌマトラノオ、ノハナショウブ、ヒメヤブラン、タカトウダイなどの花もみられました。いずれも湿った明るい草原や湿地に自生する植物です。


年々、乾燥化が進んで草原へと向かう変化が見てとれる群落。

どのように維持していくのか、それとも自然の遷移にまかせるのか、天変地異が起きて一度リセットされてまた新しくこういった環境が生まれるのか。


いずれにせよ、多様性を尊重して変化を受け入れられる社会であれば良いなと思います。


午後も淡々と作業を進める。本日も助っ人の青野君ありがとー。


植木屋の天敵たるゴマダラカミキリ。目をつけられた木はあっという間に枯れてしまう。最近はよく似た外来種も定着していて、より狂暴とのこと。名前なんだっけな?

 

二日間の作業が無事完了しました。
次回は年末。また改めてよろしくお願いいたします。
少しでも良いので、何か変化させていきたいですね。