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台風の被害について


被災されたみなさま、お見舞い申し上げます。

まだ大変な思いをされている方もいると思います。
こんな時こそお互い助け合いましょう。

困っている方は気にせず連絡ください。


台風通過後、自宅や実家近辺は惨憺たる景色が広がっていました。
すぐ近所のアパートでは屋根が吹き飛び、部屋に雨風が吹きこむ状態。

停電も長期間続き、ここまでの被害になるとは正直思ってもいませんでした。


仕事上、可能な限りお客様に連絡を取り、庭の状況を確認させていただいています。

ただ、それ以上に初めて連絡をいただく緊急の依頼も多く、対応に時間がかかる見込みです。

 

こちらは本日連絡いただいた案件のひとつ、倒れてしまったオリーブを引き取っていただける方を探しているそうです。
高さは約2mの立派なオリーブです。

自分も掘り取りや運搬を手伝うので、どなたか引き取って植えたい方はいませんか?
市原市国分寺台近辺です。


作らせていただいた庭は、睦沢町の森を除き無事で安心しました。
下は果実を実らせていたキキョウ(桔梗)。


睦沢町の森では、大きなコナラが地下支柱ごと大きく傾いてしまいました。
幸い建物や他の木々は影響がなかったものの、一人では対応できず荒井造園植介の荒井さんに助けていただきました。
荒井さんも忙しいはずなのに・・・、本当に助かりました。


食べ物もろくに食べられない状態だったので、お気遣いが本当に嬉しかったです。

また、建築のアトリエDEFの冊子をいただきました。
こうして自分が携わった庭の写真を見るととても新鮮。


週末のRe:birthのお話になり、何とオーナーの友人がDJとして参加されていたそうです。
オススメということで関連のCDまで貸していただきました。
落ち着いたらゆっくり聴きます。

週末、インフラ回復次第お店は営業されるそうなので、みなさま是非。


https://mori-kissa.com


こうして被災してみると、地上電線のもろさを痛感して自家発電の検討も必要なように思いました。


また、電気止まって冷蔵庫なども当然止まっていましたが、うちの実家(武田屋商店)はお店をあけて対応にあたっており、コンビニもガソリンスタンドも営業できないところにあって、アナログな形も残しておくべきだと感じました。

完全にキャッシュレスとなったら、本当に危機的な状況になってしまう・・。


実は、事務所が悲惨なことになっております。

樹齢150年は経たケヤキやカシの太い枝がバッキバキに折れて危険な状態です。
また、ボタンザクラは根元から倒れ、キリの折れた枝が仮植した木々をなぎ倒したまんま何もできておりません。

幸い、建物に被害はありませんでした。

カシは防風垣として機能し、ひとまず建物を守ってくれました。
そのカシもケヤキも、いつか家を建て直すために植えられたもの。
キリはいつか嫁入り道具の家具を作るためにと植えられたものです。

下には幹線道路ができ、上は新しい住宅地が広がる中にある小さな森は乾燥も進み非常に脆弱な環境になっています。
同じような景色でも豊かな里山を知っていると、その違いを肌で感じます。
環境改善のための良いきっかけと捉え、回復させるための良い方法はないか探ってみます。

今、色々な方からサポートいただける連絡をいただいていて本当にありがたいです。
上手く作業できれば、カシやサクラは建材として生まれ変わる予定です。

平穏な日常に戻るまで、頑張ろう!