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海とちょっと山


本日はオフ。地元の市原市は大雨予報。南は雨が降らないっぽいので館山市へやってきました。こちらは初めて訪れた大福寺の崖観音。磨崖の十一面観音が彫られています。背後の堂山(船形山)を登ったことはあるものの、初めて訪れることができて感無量でした。


割と主目的地の那古観音。坂東三十三観音の三十三番となります。本尊は木造の千手観音で平安時代の作だそうな。こちらは以前も訪れたことがありますが、その時は駆け足だったので本日はゆったりと参拝。二枚目は背後の那古山の肩にあたる潮音台からの展望。北条海岸の向こうに房の大山が見えます。房総半島中央分水嶺のラスボスです。こちらには山三講の浅間祠が祀られており、山頂も含めて公園のようになっているのでお散歩気分で歩けます。


元々行く予定はなかったけど、安房神社から布良(めら)の阿由戸の浜。阿波の忌部氏を率いた天富命が上陸した地とされています。海浜生の野草であるハマカンゾウが花盛りで、ハマゴウやハマグルマ(ネコノシタ)の花が咲き残っていました。


名声を得られず早世した天才画家青木繁ゆかりの地です。浜を望む地に代表作である海の幸の記念碑が建っています。背後のポコッとした小山ふたつは男神山と女神山。男神山の頂には天富命の祖神らしい天太玉川命および后神の天比理乃咩命を祀る小祠があり、女神山は壮絶な藪山です。下画像は小谷家住宅に飾られたレプリカ。


小谷家住宅は青木繁海の幸記念館となっていて、今回初めて訪れることができました。自分は全く知らない分野なのですけど、現当主であるご主人の解説が非常に面白かったです。上の写真はここで原案が描かれたという、わだつみのいろこの宮レプリカ。


結局、雨に降られることのない良いお天気で、あちこちを巡る楽しい一日となりました。最後はギリギリセーフで割と馴染みのお蕎麦屋さんで美味しいお蕎麦を食べて帰宅。


久々にCDを引っ張り出して聴いた。大学生だった頃以来。


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