馬の鈴草とSky Mata

雨。現場は空け。夕方嫁ちゃんと先生を迎えに行きながら、母校横のいつもの草地を散歩。

草原一面に花穂を伸ばしていたイネ科のトダシバ。

ワレモコウもたくさん花を咲かせています。草原生の植物の中ではまだ比較的多く見られるものですが、徐々に生育環境を失いつつある野草の一つです。新潟県や長崎県などの4県で絶滅危惧種となっています。

地際で一面に花を咲かせていたのがナンテンハギ。千葉県ではまだ多く見られると思いますが減少はしており、秋田県や山口県など5府県では絶滅危惧種となっています。

そのナンテンハギに混じって果実をつけたレンリソウの姿もありました。レンリソウについては何度か日記でも触れていますが、環境省からの指定はないものの、19の都府県で絶滅もしくは絶滅危惧種となっていて、千葉県では絶滅危惧II類にあたる要保護生物となっています。市原市内では特に希少な植物の一つです。

こんな風に場所がわかるように書いちゃって大丈夫なの？という声もあると思いますが、場所は選んで書いてるし、よっぽど貴重な出会いはこの日記に書きません。この日記を見て、ああここか〜、となんとなく思ってくれる人が増えてくれるだけで、これまで行われ続けてきた先があるようで先が無い開発にちょっと待ったをかけられる可能性が高くなるんではないかという気持ちで書いてます。これまでキーとなる環境があっさりと無くなる場面を何度も見てきて心が折れているのでこれ以上失いたくないです。できれば、こういった場所で観察会なんかもできて、色々と知る機会が生まれたら良いなと思います。