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粘菌と先生の絵がある暮らし


市原湖畔美術館ふたたび。着くなり四葉のクローバーを探す先生と嫁ちゃん。


先生の絵がめでたく展示されているということで家族みんなで訪れました。市内に小学校ってまだこんなにあるんですね。作品は残念ながらお見せできません!課題が決まっていたようで家で描く絵とは全く違う真面目で色々と抑えた絵。先生らしいなぁ。


ミュージアムショップフラフラしていたらまさかの美術館オフィシャルカセットを発見したので即購入。内容は知らず。


芸術家 開発好明:中2病展 ラップ音声ガイド by Young Hastle
~2016年9月19日(祝・月)まで千葉県市原湖畔美術館で開催している展覧会「開発好明:中2病展」のために作られた、世界初!?ラップによる展覧会音声ガイドです。

今注目のラッパーYOUNG HASTLE(ヤングハッスル)さんが、音声ガイドのナビゲーターを務めています。(再生時間20分程度)

*美術館では、1回300円でレンタルしています。

*カセットテープの販売ですが、MP3ダウンロードコードが付いているのでカセットプレーヤーがなくても聴くことができます。

ほほおぉぉ。


せっかく家族みんないるので上総牛久駅のトイレを確認がてら見学。作品としては藤本壮介さんによる里山トイレ。担当の方と打ち合わせ時に何度かバチバチやってしまった記憶も蘇る。ダメなら降りようと決意しつつ、一角に実際に木々を植える様子を見てもらって納得してもらい、そのまま工事を進めました。


藤本壮介建築設計事務所

http://www.sou-fujimoto.net


休日ということもあり、賑わっていて良きでした。#牛久にカフェをつくりたいんだにてコーヒーをいただきながらまったり。


ただ、駅前全体見た時の軽さがなんとも・・。牛久を拠点にと考えていたかっこいいアーティストもやーめたとなってしまうし残念。大きな主導ではなく根っこからゆっくりと始まる小さくてバラバラな活動の集合に期待します。みんなおんなじ方向を向く必要はなし。そこも多様に。みんなYESは気持ち悪いし、バックアップないと長持ちしないぞ。


午後は上総国分僧寺跡へ。先日、たまたま五井駅でチラシを見かけて即参加を決めた市原の文化と粘菌探しと題された観察会へ。いちはら粘菌の会及び上総の国いちはらの歴史をしる会による主宰。


粘菌交流館の館長さんから、これ使いなよと貸してもらったこちら。わたくすのiphoneにも取り付けられるクリップレンズのようです。ありがたくお借りしました。


というわけで、現在の国分寺境内にある薬師堂や七重塔跡について勉強になるお話を改めて聞きながらスタート。


うおおおお!!!クリップレンズすげえええええええ!となった写真。ワレモコウの花と礎石のどアップ。100円ショップで買えるという話も聞いて購入を決意。


そして、早速粘菌を見つける会のみなさん。ムラサキホコリでしょうか??真ん中および下はキウツボホコリ???わかりません!近影で爆撮。


こちら粘菌ではなくいわゆるキノコ。先日先生とキャッキャしたオニフスベも観察。バレーボール大の新しい子実体もボコボコ出てきていました。無論近影。

 

そんなに珍しいものではないと思いますが、同じ市内で先日にニュースになっていたことを教えてもらいました。

 

草むらに出現、謎の白い球体 巨大キノコ「オニフスベ」か 発見者「動物の頭蓋骨?」とびっくり 千葉・市原

https://news.yahoo.co.jp/articles/d7f10d0a6541c944b427731308d0e29bc2f2a746 


てくてく歩いて惣社の戸隠神社へ移動。古くから総社であった可能性が高いことから、あたりは上総国府の推定地の一つとなっていますが、最近は先日日記に書いた郡本あたりが有力となっているようです。境内の社についても色々とお話いただきました。


会の皆さん曰く、この神社の森のなかで初めて見かけた粘菌だそうな。ウツボホコリの一種?人間の可能性の極限を示した天才である南方熊楠が生涯続けた粘菌研究を始めるきっかけとなったものに近い仲間。見えない不思議な世界に気づくことになった原点です。現代的な面で言えば知性や知能の根源を獲得するコンピューターの原理を担う役割として粘菌が応用研究されています。

 

そういえば、過去に自宅で粘菌(多分ススホコリ)が発生したことに触れた早春の花という日記があるので参考までに。粘菌は動物のように動いて植物のように振る舞い、菌とつくのに菌類でもない不思議な生き物です。かの宮崎駿の漫画作品である風の谷のナウシカで鍵となる生き物として多々登場する粘菌の描写はすごくわかりやすい。ナウシカは全人類必読の漫画です。アニメではなく漫画の方。高尚な文学作品です。

また、この日記に書いている先生が飼っていたノコギリクワガタはこのまま冬越して7月ぐらいまで生きていて、今思えばそれこそニュースなる出来事だったかもしれない・・。普通は初夏に成虫となり晩夏には死んでしまう短命な種類です。


非常にドキドキワクワクとした観察会も15時すぎに終了し現地解散となりました。拠点となる東国吉の粘菌交流館にも行ってみたいし、来年の観察会にもまた参加したいと思います。皆さんありがとうございました。


帰宅しながら某100円ショップで買いましたよクリップレンズ。


先生が大事にしている宝物で接写。先程登場した太郎の標本と先生が拾ってきた蛇の抜け殻。すげー。


ちなみに、先生はポケモン図鑑を見ながら絵を描くことが今のブームらしく、今日はこんなものを作っていました。小三にしてはうまくないですか・・。いろんな絵を器用に描けて羨ましい(私は絵が下手である)。